昨日6月25日は御祭神のご生誕日に因む天神祭を斎行いたしました(写真)。神職と巫女のみがご奉仕いたしました。続いて6月30日には夏越の大祓を斎行いたしますが、総代の代表者様のみがご参列の予定で、氏子崇敬者の皆様にはご参列をお控え願っております。
8月25日の例祭につきましては、総代様のみのご参列のもと、社殿での神事のみといたします。各種奉納行事(絵灯籠行事も含め)、また参道の露店も今年はありません。もちろん理由は過密を避けるためです。
今夏は多くの神社が大小に拘わらず、密を避けるために神輿渡御や神賑行事また露店等を中止し、核心の神事のみを斎行されています。今年に限っての一過性の現象であれば、また来年からは賑やかにお祭りができるはずです。
ただ、ウィルス禍の第二波第三波が繰り返されますと、つまりこの密を避ける行動が長期定着しますと、将来に渡って神社は甚大な影響を受けます。このような状況は初めてのことですが、考えてみますとこの状況は、人々共同の祭を前提する神社の存立に関わる危機であることに気づくのです。当神社としましてはそのような危機感をもって、今後の祭事について検討し、過密になることなく様々な行事ができるよう工夫することも必要だろうと思っております。