しばらく前からニイニイゼミの地味な声が境内に静かに響いていたのですが、昨日一匹のミンミンゼミが初声を上げました。今日の梅雨明けを予告してくれたようです。
さて、今年の例祭につきましては、昨年同様、神社役員・総代のみ参列のもとに式典を執り行うこととなりました。ただし昨年中止しました、地域の子供たちの絵の奉納行事と、巫女の神楽舞の奉奏については実行いたします。他の賑やかな奉納行事また露店につきましては、残念ながら中止といたしました。
この度の緊急事態宣言は予定では8月22日までとされ、例祭日は8月25日ですが、未だワクチンが一部の人々にしか行き渡らない状況で、多くの氏子崇敬者の皆様が密に集まるような行事は控えたいとの思いです。
絵の奉納にしても、夕方から夜仕様の電球入り灯篭には貼らず、昼間向けに絵を展示します。巫女の神楽舞は式典終了後、神楽殿にて奉奏し、この二つの行事で御祭神の御心をお慰めしたいと存じます。
例祭当日のご参拝はもちろん可能ですが、ご自宅の神棚(神札)をとおして、特別な気持ちで遥拝いただいてもよろしいのではと思います。
御祭神の御事、このような状況を洞察なされ、ご自宅からの遥拝でも感謝の気持ち、真摯な祈りは直に聞き届けてくださり、御神徳に与れるものと存じます。
その時、この長いコロナ禍の終息も、多くの皆様と共にお祈りいたしましょう。