恭しく 清々しい初詣を
今年は新たに天皇陛下がご即位なされ、平成から令和への御代替りがありました。陛下は御大礼の諸儀に臨まれ、中でも十月には即位礼正殿の儀が、そしてつい先頃の十一月には大嘗祭が古式ゆかしく斎行され、テレビの映像ではありますが、私共も印象深く拝見させていただきました。当神社でもそれぞれ当日祭を執り行い、氏子崇敬者の皆様と共に新天皇のご即位を奉祝しつつ新たな御代の安寧と弥栄をご祭神にお祈り申し上げました。
一方今年も様々な自然災害があり、台風の暴風又豪雨による甚大な被害がありました。上皇陛下と同じく天皇陛下のお言葉にも、被災者をご心配なされる御心が受け継がれ、被災地復興への心強い励ましとなることでしょう。
今年もあと二十日余り、当神社でも正月を迎える準備に余念なき状況となりました。恒例の大絵馬の準備も進んでいます(初詣の折は是非ご覧下さい)。来年の干支は子=ネズミ、十二支の初めの縁起よい年です。十四日には総代さんによる注連縄作りが予定されています。
また三十一日大晦日の午前十時からは年越の大祓行事があります。この一年に積み重なった罪穢れを祓って、清浄な心身で正月を迎えるための行事です。ご希望の方は、拝殿前に置かれた人形(ひとがた)を当日お持ちの上、大祓をお受けください。
新しい年の初めに、是非清々しい初詣をされて、令和の御代の弥栄と、平穏で幸多き一年をお祈りいたしましょう。
当神社には常時参拝していただけます。初詣もいつでも大丈夫です。但し、神札(おふだ)や御守等を求められる方、また厄祓等の祈祷をお受けになる方は、以下の時間帯にお出でください。祈祷については受付順に随時斎行しております。 授与品の頒布
元旦 0時~18時 2日~8日 9時~16時 9日以降 10時~16時祈願祭の受付 元旦は 9時より「歳旦祭」を斎行するため祈願祭につきましては、10時頃よりの受付、祈願祭の斎行は10時30分頃より16時までとなります。2日~8日 9時~1 6時 9日以降 10時~15時30分・初穂料は個人の場合五千円以上、団体の場合一万円以上お納め願っております。 ・車両のお祓い(交通安全祈願)は10日以降にお願いいたします。 ★元旦から五日頃まで、駐車場は満車状態が続きます。車でのご来社はご遠慮ください。 ★神社の授与所には、様々な神札や御守、またその年の干支の図柄の入った縁起物などが所狭しと並んでいますが、神社として最初にお勧めするのは、伊勢の「神宮」と地域の「氏神」、夫々の神札です。双方の神札を家庭にお祀りするのが、神々にお守りいただくための基本です。 神札をとおして、神々に日々の無事、幸いを感謝し、家族の幸せ、社会の平安を祈りましょう。 当神社では各々の神札を一組にして頒布しております。★伊勢の神宮は日本の総鎮守とも言え、国民の平穏と繁栄を常々祈念されています。御祭神は皇祖・天照大御神で、日本の八百万の神々の中心的な神様です。氏神は言うまでもなく最寄の土地の神です。天孫降臨や国譲りの日本神話にあるように、天照大御神は天の神、また氏神は地の神と言えます。天地双方のご神恩を戴いて日々の更なる充実を期しましょう。★神札をお祀りしたくても住宅の事情で神棚が設けられない方には、組神札をお求めの場合、先着三十名の方に良質の壁掛け式小型神棚(宮形)を差し上げます。★神札にしても御守にしても神霊の御璽(みしるし)ですから、売り買いできるものではありません。僭越ですが、参拝者から言えば神札は分けていただくもの、神社から言えば神札は、初穂を奉納なさった方にお分けする、授与するものなのです。また神札や御守の数え方は、「一枚」でも「一個」でもなく、「一体」と数えます。神様のお体を数える如くです。 お焚き上げ(どんど焼き)について ★一年間お守りいただいた古い神札や御守等のお焚き上げを、1月14日に行います。雨天決行、午後3時に点火いたします。古札等は暮れより当日までに、境内の納め所に、感謝を込めてお納めください。尚、燃えない物、プラスチック類は固くお断りしております。(この行事を続けてゆくために必ずお守り下さい。)★このお焚き上げは、どんど焼きとも呼ばれる行事で、昔から、この火で焼いた団子を食べると風邪をひかないなどと言われます。子供達がミツマタの木に刺した団子を焼く姿は、正月の一つの風物詩とも言えましょう。団子が焼ける時間は、火も鎮まった4時半から5時頃でしょうか。尚、神社では子供達におやつを少々用意していますが、団子は各自でご用意ください。