本来ならば例祭のご案内を記す時期となるのですが、次回にご案内いたします。
それにしても日本古来の風土が、烈しく変わってきているのでしょうか。
広島、岡山を始め関西の広い地域が被った豪雨による被害の大きさは、想像を絶するものとしか言いようがありません。日に日に被害状況の拡大を新聞が伝えています。見るたびに暗澹たる気持ちになるばかりです。
それぞれがかけがえのない大切な命にこれほどの無差別な犠牲を強いる自然とは、何なのでしょう。けれども人も自然の一部である以上、自然災害と人的災害を峻別することはできないでしょう。自然が変化しているなら当然人も様々な面で変化すべきですし、そうでなくては変化する自然の中で人として生きることもできなくなります。大きな災害が絶えないのは昔からの日本の特性だとしても、気象は以前のモンスーン帯の特徴を越え出てしまっているように感じるのは私だけでしょうか。
多くの犠牲者一人一人の命は、その方々の生きてこられた人としての尊さ、犠牲となられた悲しさ、またさらに心深くにあった望み、幼い命ならば父母との永遠の幸福な一体感を、その方々に近い人々がいつも交流し共有できる御霊として、この世の近くに留まるものと思います。そう考えるのが自然な真実だと思います。
7月16日より8月26日まで、社頭向拝に義捐金の募金箱を設置いたします。日本赤十字社を通して、皆様のお気持ちをお届けしたいと存じます。ご参拝の折、ご協力願えれば幸いです。